ラーメン&つけ麺食べ歩き
RYOMA
(東京都 中野区)

店名 RYOMA(りょうま)
住所等 東京都中野区上高田3-19-6 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2005年5月上旬 塩ラーメン 730円



〜Ryoma〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店に到着しました。
西武新宿線の新井薬師前駅の
南口から徒歩数十秒。






まだ真新しい感じですね。
黒を基調としたシックな店構え。






店内も真新しい感じ。
厨房スペースは広めに取られています。






明るくオシャレな店内。
ライティングも凝っていますな。






メニューです。
鉄板焼きとセットの定食がお薦めのお店です。
「塩ラーメン」を注文しました。






卓上の薬味です。
左が「揚げニンニク」、右が「揚げエシャロット」。
揚げニンニクは鉄板焼き用のようです。










2005年5月上旬 塩ラーメン 730円



鶏ガラメインで軽さのある仕上がり。
「鶏の旨味」を引き出すとともに、エビの風味との組合せで
「新たな味」を追求しているようにも感じます。

豚チャーシューではなくて白い鶏ササミが乗り、
赤い糸唐辛子や万能ネギ等の組合せは色彩的効果も抜群。









エビ油と思われる油膜が浮くスープ。
柔らかでふくよかな鶏の旨味をふんわりと感じるスープは
しっかりと塩味が効かされ、卓上の揚げエシャロットが良く合う。






透明感のある細麺は、すすってみると「ユルーリ」となまめかしい食感。
噛むと「ポヨポヨ」するちょっと熟成させたようなハリのあるコシ。
白ゴマがプチプチと心地よいアクセント。




2005年5月上旬 塩ラーメン 730円

2005年4月にオープンした、塩ラーメンと鉄板焼きがメインメニューと言うユニークなお店。
新井薬師前駅の南口から徒歩で数十秒と、ほぼ駅前と言える好立地にある。真新しい店内は天井が高く、広い窓からの採光も良く、清潔感にあふれている。

登場したラーメン・・・鼻を近づけるとエビなどの甲殻類系の風味をほんのりと感じる。
スープを飲んでみると、柔らかでふくよかな優しい旨味がふんわりと感じられ、どうやら鶏がメインのようだ。
しかし、最近、徐々に増え始めている鶏を強く炊き出して白く濁らせた鶏白湯ではなく、また透き通った清湯と言う感じでもない。その中間を狙ったような・・・やや半透明な濁りのある仕上がりのスープである。
しっかりと塩味が効かされているが、塩気が強いと言うよりも鶏ベースのスープが混じり気なくピュアで非常に軽いため、相対的に塩味が一層目立つ感じとも思える。ちなみに塩ダレには、フランス産高級塩である「ゲランド塩」など世界の塩をブレンドして使用しているらしい。

しかし一方で、シンプルな塩のみの味付けと言うこともあってか、スープは鶏ガラ特有の臭みがやや鼻に付く感じがあるのだが、これは鉄板焼きとセットで食べる際に、あまりラーメンが上品にまとまり過ぎないように、ややワイルドな部分を意図的に出しているのかも知れない。
ちなみに卓上に置かれた揚げエシャロットを少し入れてみたところ、その香ばしさで鶏の臭みが見事に解消され、スープの風味も焦がし油のおかげで増大し、グイグイと食が進む感じになったので、ラーメン単体で食べた身としても、さほど気になると言うことはなかった。
ちなみに揚げニンニクも置いてあるが、こちらは鉄板焼き用と書かれていて、ちょっとだけラーメンに入れてみたところ、かなりのパンチが加わるのだが、揚げエシャロットに比較してあまりに強烈過ぎる風味で、スープを壊してしまいかねない感じだ。

ちなみに表層に浮く油は、鶏油と言うよりも、どうやらラードのような重さや硬さがあり、この油に最初に感じた甲殻類の風味が付いているようだ。そうなるとエビをラードで炒めた香ばしいエビ油になる訳で、どうやら鶏の油のコクや旨味を楽しむタイプのスープと言うよりも、むしろ斬新な組合せを楽しむニューウェーブ系の味を目指しているように思えてくる。もともと、塩とエビは相性が良いと思うので、狙いは良い感じである。

透明感のある細麺は、すすってみると「ユルーリ」「トローリ」となまめかしい食感で、噛むと「ポヨポヨ」するちょっと熟成させた感じでハリのあるコシがある。
いかにもカンスイ少な目と言う感じで、小麦の香りも控えめ、やや無味無臭と言うか、何とも「無垢」な食味にも感じられる。白ゴマがプチプチと弾けて、風味や歯応えを増幅させている。
チャーシューは豚肉ではなく、鶏肉のササミ肉が乗る。薄切りで臭みもなく、舌の上でサラサラとほぐれてゆく感触が大変に美味しい。箸でほぐした物を、細麺にまぶすようにして食べても、これまた良く合っていて美味しい。多めの万能ネギが良く合っていると思う、白ネギだと最初に感じたスープの臭みを増長してしまうであろう。
メンマはゴマ油の香りがほど良く、ゴリゴリとする食感ながら非常に美味しい秀逸な出来栄えのもの。糸唐辛子は多めに乗るがさほど辛くはない。

表層のラードによる油感はしっかりあるが、それでもスープは全体的に「鶏一色」と言う感じの極々あっさりとしたテイストに支配され、複数素材の掛け合わせのような味の広がりや複雑さと言うよりも、あくまで「シンプル&ライト」な路線を狙っているように感じられる。塩味は割と立っているのでスープを飲み干す感じにはならないが、あっさり系の好きな方には喜ばれそうだ。


(麺は完食。スープは4割飲んだ。)










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