ラーメン&つけ麺食べ歩き
蘭丸 西大島 本店
(東京都 江東区)

店名 蘭丸 本店(らんまる)
住所等 東京都江東区大島1-38-8 【地図表示】
禁煙 タバコ完全禁煙
訪問日 2004年7月上旬 支那そば 650円



〜蘭丸本店〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店が見えてきました。
都営新宿線の西大島駅から3分ほど。
橙色のノレンです。






つや消しの黒一色が「忍者屋敷」ぽくて渋い〜。
何となく屋根も低く感じる店構え。
「支那そば屋」と書いた提灯が灯っています。
ランチメニューの説明も。






手作りの写真でメニュー紹介。
いずれのメニューも「豪華」「盛り沢山」系ですね。






入って左に券売機。
メニュー数はかなり多いですな。
優柔不断な人は目移りしてしまいますぞ (w
「支那そば」を購入。






L型カウンターと座敷のある店内。
奥に長く伸びています。
店内にも自作「写真集」が ( ´∀`)






厨房内です。
男の「仕事場」という雰囲気ですな。










2004年7月上旬 支那そば 650円



カツオ節がシャープでダイレクト。
透明感がありながら、濃く、深く、明確な味のスープ。

何重にも味が張り巡らされていて
「万全の造り」「磐石の味」を目指している印象。
すべてがポジティブ。









麺は太麺と細麺が選べますぞ。
写真は細麺。
ハリがあり、かつ、ソフト。






大きなチャーシューに驚愕 (゚∀゚)
ふっくらした肉質も素晴らしいです。
サービス精神がとても旺盛なお店という印象。




2004年7月上旬 支那そば 650円

さまざまな素材を駆使したスープのお店。
お店に到着してみると、「森蘭丸」の活躍した安土桃山時代をイメージしたような店構え。ちなみに、森蘭丸は「本能寺の変」で織田信長を守るため18歳の若さで討ち死にしたそうな。

登場した支那そばは、鶏やネギがほんわかと香るような、いわゆる昔ながらの「支那そば」という感じではなく、むしろ現代風の「醤油ラーメン」という趣きを持つものだ。
スープには、左半分だけ魚粉が溶け込んだような脂が多めに浮いている。右側は透明感のある醤油色。透明な部分を飲んでみると、醤油の深い風味と、様々な出汁が効いている。カツオ節やスルメの味がする。さらに脂の浮く部分と混ぜて飲んでみると、、油の香ばしさとともに、ともかくカツオの味が凄いシャープでダイレクトに口中を埋め尽くす。これはもうカツオ節の出汁と言うより、花ガツオの削り節をそのまま食べているような印象だ。そこへスルメや昆布の味が微妙にからみ、また、醤油ダレのはっきりした醸造風味が強く芯を成している。さらに化学調味料で旨味をしっかりブーストアップし、油で重さと香ばしさを加えている。まさに、「万全の造り」「磐石の味」を目指している印象。

麺は自家製との事。細麺と太麺が選べるようだが、何も言わないと自動的に細麺になる。その細麺は、玉子を多めに練り込んだような、食感のふくよかな美味しい物で、しっかりとハリもあるが、あまり熟成させないで使っている感じのソフトな歯触りだ。微妙にちぢれた準ストレートタイプでスープをかなりからめて来る。
また、何より度肝を抜かれたのがチャーシューであった。最初、ラーメンを置かれた時から、チャーシューが多そうだなとは思ったが、それはまだ、まさに氷山の一角であった。スープの中から取り出してみると、ゴロリとする肉塊が何と3つも・・・。平たく切ったのではなく、ボール状に切られ、そのうちの一つはレンゲに乗り切らないほどの大きさ。肉質もいかにも国産豚の生肉という感じでふっくらしていて美味しい。
一つ、赤身の多い物がちょっとしょっぱめだったが、脂の多い肩ロースタイプは、穏やかでふくよかな味わい。脂肪と繊維が絶妙にからみあった感じで、まさにトロ肉という食感。口一杯にほおばると、次第に肉の繊維がほつれてゆき、脂肪のやさしい舌触りが何とも言えない素晴らしい口解け感だ。こういったチャーシューもあるんだなぁ、単純に豚肉、チャーシューと言っても実に千差万別なんだなぁ、と、しばし感慨にふけってしまう。

岩海苔は余計な味がなく、普通の海苔が溶けた感じのままの味であるが、スープに浸っている分、ちょっと香りが弱くなっている。短く切られたカイワレ大根は、カツオの効いた油にまみれてしまい辛味はあまり目立たない。

ともかく、重さやくどさはないものの、何重にも味が張り巡らされていて、「必ず美味いと言わせてみせる」というような、お店の姿勢が見えてくる。いたれりつくせりの味という印象。
特に、チャーシューなどは、今回たまたまなのか毎回なのかは不明だが、これでは原価割れだろうと心配になるほどの質と量だ。スープ素材もこれだけ色々と使ってくれて、かつ、さらに美味しくしようと、ついつい化学調味料も多めに入れてしまったという勇み足ぽい印象も受けるほど、客を満足させることにサービス精神旺盛で、非常にポジティブなお店なのだろう。
サービス精神の旺盛さは多目のメニューの構成にもよく現れている。色んなお客さんの好みに合うように考えて、ついついメニューを増やしてしまった印象。さらに判りづらくならないようすべて写真を撮って貼り出している。ランチタイムはセット物もあり、平日のランチタイムだと無料の小ライスも付けられるようだ。


(麺は完食。スープは5割飲んだ。)











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