ラーメン&つけ麺食べ歩き
来集軒
(東京都 台東区)
店名 |
来集軒(らいしゅうけん) |
住所等 |
東京都台東区西浅草2-26-3 【地図表示】 |
禁煙 |
タバコ可(灰皿あり) |
訪問日 |
2004年6月上旬 ラーメン 550円 |
〜来集軒〜
(各写真はクリックで拡大します)
お店に到着しました。
逆光がまぶしい・・・。
とても自然体な店構え。
白く清潔なノレンに気風の良さを感じます。
営業時間。
意外にも夜は早めに終わります。
ほう・・・場所柄か、
落語家のサインが多いですな。
お、あの人のサインも・・。
一人でフラリとやって来るお客さんが
多いようです。
思わず、職業を尋ねたくなりますな ( ´∀`)
メニューアップ。
老舗店には「ワンタン」「チャンポン」「五目そば」
が置いてある事が多いですね。
ラーメンを注文しました。
この奥が厨房です。
昔はきっと「オープンキッチン」という
概念自体がなかったんですな。
2004年6月上旬 ラーメン 550円
鶏の丸み、旨味がしっかり出ている上質スープ。
長め太めのおいしい縮れ麺は絶品クラス。
「老舗」という枠だけには収まらない、
今なお、本当に美味しいラーメン。
長め、太め、ちぢれ麺
ツルツル、モチモチ、シコシコ、
芳醇なスープをたっぷりからめて・・・
うーん、美味すぎる。
2004年6月上旬 ラーメン 550円
浅草にある都内で有名な老舗店の一つ。
雷門から歩いて5分ほどだろうか、ちょっと路地にあるお店は、建物には年期を感じるものの、入口に掲げられている白地のノレンがとても清潔なので、キリっとした老舗のお店の気風を感じる。
ややランダムな席の配置で20席ちょっとある。壁には芸能人や落語家のサインが多数飾ってある。浅草演芸ホールに近いからだろう。
登場したラーメンは、金色の鶏油のキラキラと浮いたスープである。半透明という感じで結構いろいろと素材が溶け込んでいる様子。レンゲは付いて来ないが、頼めば小さなものを持って来てくれる。スープを飲んでみると、トリガラ以外に丸鶏も使っていると思うふくよかな丸い動物系の旨味が感じられる。他は昆布、豚骨、ネギ、煮干などだろうか。老舗の中華そばにしては、ショウガが強く感じられないのはとても珍しいと思う。
ちょっとだけゼラチン膜なども張っており、やや甘めな醤油ダレと非常に良くマッチして、優しく深い安心できる味である。スープの表面に浮く鶏油は香味があっておいしいが、濃度がある感じでちょっとだけくどい気はする。昔ながらの老舗の味というよりは、今でも少しずつ改良を加えている印象の、きちんとふくよかな美味さである。
スープ以上にとても気に入ったのは「麺」であった。やや長めで、しっかりとちぢれた中太麺の食感は本当に素晴らしく美味しい。表面が絶妙に溶けたような感じで、そのため口当たりがとてもなめらかで柔らかい、しかしやや太めなので中心部にはしっかりとコシが残っており、噛めばモチモチ、シコシコと小麦の風味があふれ来る。長めのため、すするとプルンプルンと踊るように口の中へ滑り込んで来るのも楽しい。いつまでもすすっていたくなる。また、つなぎの玉子が多めに練り込まれているのか、麺自体にほんのりとした旨味がある。老舗のラーメンにしては麺の量も170g位あり、十分に多目なのも嬉しい。
チャーシューは、サイズ、肉質、味付けともにかなりレトロで、一切いじっていない昔のままという感じ。メンマはかなり甘くて濃い目の味付けで、シャキシャキとした歯触りは良いが、いかにも昔の中華レシピという感じで八角か何かのような中華系香辛料の風味が付いていた。後半、このメンマの甘く濃い味がちょっとスープへ移って、スープの味を甘口系へと変化させる。
いずれにしても、老舗うんぬんというより、このスープと麺の組合せは、実力的にとても優れたものを感じる。あえて、チャーシューを昔のままにしているのは、お店のそれなりの考えがあっての事なのだろう。店内には特有のまったりとした空気が漂っていて、一人でふらりとやって来る客が多いようだ。
(麺は完食。スープは7割飲んだ。)
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