ラーメン&つけ麺食べ歩き
なかの
(愛知県 名古屋市)
店名 麺なかの 丸の内店(なかの まるのうち) 住所等 愛知県名古屋市中区丸の内2-8-25 【地図表示】 禁煙 タバコ可否不明 訪問日 2004年11月上旬 中華そば 600円
〜麺なかの 丸の内店〜
(各写真はクリックで拡大します)
到着しました。
右手の白いビルの1Fです。
地下鉄の丸の内駅から徒歩2〜4分ですな。
入口は少し引っ込んでいます。
「新栄」や「春岡」にも店舗があるようです。
店内はカウンターとテーブル一卓。
お昼時はいつも大行列とか・・。
場所柄、ビジネスマンやOLが多そうですね。
メニューは頭上。
中華そばを注文しました。
2004年11月上旬 中華そば 600円
透明な醤油スープが見た目すごいインパクトですな。
スープの味わいは「トリガラ+カツオ節+ミリン」というイメージ。
口中で「はかなく砕ける」細麺もベストマッチ。
昔懐かしい「中華そば」を、付近の客層に合わせて
さらに「アッサリ」側へ傾けたテイストに感じます。
カツオ風味とともに、「ミリン」と思しき甘味が割と特徴的。
見た目どおりの実に優しい味わいのスープ。
いかにも「中華麺」らしい風味の細麺。
すすると、ツルツル、プルプルとした食感が心地よい。
いかにも、中高年のビジネスマンやOLにウケそうな麺ですな。
2004年11月上旬 中華そば 600円
名古屋市内に三店舗ある人気店。
以前、何かでこちらのお店のラーメンの写真を見て、そのスープの稀有な透明度に衝撃を受けた記憶がある。それ以来、一度は食べてみたいと心に念じていたが、このたびやっと実現した。
登場したラーメンは、いつか見たあの写真どおりの風貌である。あまり大きくない器のギリギリまで透明な醤油スープが張ってある。透明度の高いスープは、どうやら鶏ガラとカツオ節などでダシを取っているようだ。
一口飲んでみると、「ふんわり」とする優しいカツオ風味がほんのりと感じられる。そしてそのカツオの風味とともに、「ミリン」と思われる甘味が割としっかりと出ていて、このカツオ風味とほんのりとするミリンの甘味が、このスープの特徴を成していると感じられた。醤油もほんのり感じられるが、むしろ隠し味程度。油がほとんどなく、魚粉なども入らないため、舌に何らの抵抗感が発生せず、見た目どおりの実に優しい味わいのスープだ。
ただ、甘味の受け皿として意図的に出しているのか、もしくは今回たまたまなのか不明だが、節系の苦味やエグミのようなものも微妙に出ていたり、後味的にもちょっとだけ舌に残るものは感じられた。
麺はやや細かくウエーブした半透明の細麺で、すすると、ツルツル、プルプルとした食感。演出なのか、ちょっとカンスイ臭が感じられ、いかにも「中華麺」という風味である。コシに重さがなく、とても素直で食べ易い。
口の中へ入ると、小刻みに「フルフル」と振動する感じで、噛んでみるとシコシコとかモチモチとかする「歯応え」はほとんど感じられず、口の中で、あまりに簡単に、あまりに儚く(はかなく)砕け、そのまま自ら進んで喉の奥へと飲み込まれていく。この自ら「もろく砕ける」ような食味はなかなか面白い。また、麺にはほとんど味がついていない印象も受ける。素直と言うか、分をわきまえているというか、いかにも、中高年のビジネスマンやOLにウケそうな麺だ。
チャーシューは、ちょっと小さめで薄く、食べてみるとモゴモゴするハムっぽい食感。メンマはギュッと締まった「密」な感じのある固さ。ホウレン草が彩りとして添えられている。
茹で玉子は、固ゆでではあるが、塩味などはほとんど付いておらず、白身の半分ほどの位置まで隠し包丁が水平に3筋ほど入れられている。食べてみると、特に「黄身」が非常に秀逸で、舌の上で「ふぅわり」と淡雪のように溶けてゆく不思議な軽さのある黄身である。まるで「ムース」のような滑らかで非常に上品な味わいがとても印象的だ。この黄身に合わせる様に、白身にも隠し包丁を入れて、柔らかな食味を出していると思われる。
また、ネギがこのスープと非常によく合っていて、このスープには、このネギの風味が「必須アイテム」と言う感じだ。風味アップだけでなく、食感的に良い役割も果たしていると思う。
全体的なテイストは、昔懐かしい中華そばを、さらに「あっさり」側に大きく傾けた感じである。お店の周辺はオフィス街である。お店周辺のホワイトカラーの客層に見事に的を絞った感じのラーメンだと感じた。
(麺は完食。スープは3割飲んだ。)
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