ラーメン&つけ麺食べ歩き
みやご食堂
(群馬県 藤岡市)
店名 |
手打ち中華そば みやご食堂(みやごしょくどう) |
住所等 |
群馬県藤岡市藤岡230 【地図表示】 |
禁煙 |
タバコ可(灰皿あり) |
訪問日 |
2004年8月中旬 中華そば 500円 |
〜みやご食堂〜
(各写真はクリックで拡大します)
到着しました。
群馬藤岡駅からも徒歩13分ほど。
店前には2台ほどの駐車スペース。
さらに近くに駐車場もあります。
余計な虚飾のない自然体の店内は
TVが付き、雑誌もあってくつろげる雰囲気。
小上がり席もあります
メニューです。
中華そばを注文しました。
カレーやかつ丼もありますね。
全体的に良心価格。
2004年8月中旬 中華そば 500円
見事なほどに透明感にあふれたスープに
老舗店のプライドを感じますね。
繊細なダシと醤油の味がしっとりと舌に馴染みます。
青竹手打ちの麺は、しっかりした食感の中太麺。
スルスルと喉越し良く、なかなかの重量感も楽しめます。
手打ち麺は太く、意外に硬いコシがあり、
小麦がしっかり詰まった重みもある。
噛めば噛むほど次々に小麦の旨味があふれて来る。
醤油のピュアな風味が実にきれいな味の輪郭を
繊細に、しかしはっきりと描いています。
油も非常に少なめで、あっさりとした軽さがあり、
ふくよかな柔らかさがピアニッシモを奏でるスープ。
2004年8月中旬 中華そば 500円
群馬県のラーメン本の常連のお店で、藤岡ラーメンの代表格の一つ。創業して何十年という、伝統ある老舗店らしい。
店内は地元のお客さん向けのさりげない造作で、TVが付き、雑誌なども置いてあり、なかなかくつろげる。
厨房は小窓が開いているだけなので、調理の様子は見ることはできないが、ラーメンが出来上がる頃になると、中華麺を茹で上げた時のあの特有の香りが客席まで漂ってきた。
登場したラーメンは、実に伝統的な中華そば風であり、良くみるとスープにはほとんど油が浮いておらず、非常に高い透明度の醤油スープである。
麺はよくありがちな細麺ではなく、極太の青竹を使って打つ自家製手打ち麺ということで、しっかりした太さと微妙なちぢれを持っている。スープを一口飲んでみると、ダシの味がじんわりと舌の上に広がり、とても繊細でデリケート、そして奥の奥までどこまでも見通せるような実にクリアーな味わいである。そしてその中心では、醤油のピュアな風味が実にきれいな味の輪郭を繊細に、しかしはっきりと描いている。まるで素材と言う七色の光が、クリスタルガラスのプリズムを通って、透明な白色光という「一つの味」へとピントが収束してゆくような、とても雑味がない味わいである。
おそらくガラの血抜きや余計な残肉の処理など下処理をかなり丁寧にしたうえで、火加減に心を砕き、さらにアク取りなどを十分に行っているのだろうと思う。トリガラ、豚骨、煮干や椎茸などを使っているということだが、どの味が突出するわけでもなく、芯が通った旨味としてライトに昇華している感じだ。
塩分や化学調味料に頼らず、また、油感も非常に少なめなので、あっさりとした軽さがあり、ふくよかな柔らかさがピアニッシモを奏でる美味しいスープであり、「これでこそ、中華そばだ。」という人も多いだろうと思う。食べ進んでいると、東京・銀座の有名な老舗店「萬福」のスープを思い出してしまった。
同じく、青竹手打ちで有名な栃木県佐野市のラーメンスープと比較すると、やや醤油が主張しているが、随分「純度」の高い、ナチュラルなスープである。
麺は太麺で、意外に硬いコシがあり、小麦がしっかり詰まった重みもある。やはり同じく青竹の手打ちである佐野市のようなヒョロヒョロした中細麺ではなく、しっかりした固めの食感の中太麺である。そのため、スルスルと喉越しが良く、同時になかなかの重量感も楽しめる。また、よく噛み締めてゆくと、噛めば噛むほど次第に小麦の旨味が次々とあふれて来て、麺の旨味、甘味を楽しめる。量も決して少なくないのも嬉しい。メニューによれば、さらに「太麺」のメニューもあるようだ。
チャーシューはモモ肉で、いかにも「モモ」という感じの食感。メンマは大人しめの味わい。緑の野菜は季節によって、旬の物を使うようだ。ナルトが二つ乗っている。
お店の前に2台ほどの駐車スペースがあるが、近くにさらに数台分の駐車場がある。
(麺は完食。スープは5割飲んだ。)
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