ラーメン&つけ麺食べ歩き
丸藤
(東京都 新宿区)

(2005/7閉店)

店名 丸藤(まるとう)
住所等 東京都新宿区西早稲田2-16-17 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2004年4月下旬 丸藤ラーメン(塩) 600円



〜丸藤〜

(各写真はクリックで拡大します)




ほぅ、随分と気風の良い店構えですな。
茶、ベージュ、白・・・配色にもセンスを感じます。
最寄りは高田馬場駅、早稲田通り沿いです。






風でノレンが揺れています。
いい雰囲気です。






入店すると券売機があります。
「無添加・無化調・厳選素材」の宣言。






券売機のボタンには「ラーメン」
という文字は見当たりませんな。
(;゜Д゜) 最初ちょっとあせりました。

丸藤(塩)を購入。






入口近くにL型カウンター。
奥にも席があります。






卓上のメニューです。
玉子は3種類。










2004年4月下旬 丸藤(塩) 600円



魚介中心のライトなスープに揚げネギの香ばしさ。
柔らかな穂先メンマと無垢な感じの細麺。
繊細な旨味と工夫にあふれた
「和式」ラーメンのイメージ。

後味が非常に爽快なのは「無添加・無化調」の証。




2004年4月下旬 丸藤(塩) 600円

都内有数の激戦区、高田馬場にあって「無添加・無化調・厳選素材」を謳うお店。
店構えがなかなか落ち着いた和風の雰囲気を醸し出していて、真っ白い看板やノレンが、ちょっと合気道か何かの道場のようなイメージ。店員さんはお一人だけだったが、かなりテキパキ働いていて印象は良い。店内は揚げネギの香りが漂っている。
ラーメンも最初に感じるのは、揚げネギの香ばしさと、カツオや煮干の風味。一口スープを飲んでみると、舌の上にぐんぐんと広がる煮干などの旨味があり、魚系のしっかりとした強い出汁が出ている。動物系は比率的にやや抑えているようで、また、スープに浮く脂がとても少なく、割とライトな感じ。そしてそれを補うべく揚げネギや白ゴマの風味が加わっている印象だ。この揚げネギも自家製なのか、とても香ばしくよい風味だ。
天然のナチュラルな旨味で勝負している味だが、それをほんのり強めの塩のミネラル感が、やさしく後押しするように絶妙に補完している。

麺は中細のストレートでコシがはっきりしたもの。クリスタルのような雑味のなさだが、ちょっとロウ細工のようなプラスチッキーな食味にも感じられる。もう少し、しなやかなコシが出るとスープもからめるし、優しい感じが出ると思う。チャーシューは大判だがやや薄めの肩ロース、肉の匂いがはっきりと残っている薄めの味付け。そして珍しい具として、スープには、トロロ昆布や切り昆布が入っている。これは和風の演出の一つなのかと思うが、トロロ昆布は意外にもやや甘めの味付けになっていて、しょっぱさを予想した私はちょっと違和感があった。穂先メンマは最近のトレンドだが、こちらのものは長めの物を2本使ってグルリと器を囲むようにレイアウトされている。歯応えも良くかなり良質と感じた。

スープの味わいは穏やかながらも明らかに上質なものであり、麺の茹で加減も確かなもの、具などもなかなかよくトレンドを研究しているという印象を受ける。スープに使っている素材原価は、有名行列店などと比較しても遜色のないかなりのレベルだと思う。その割に学生の多い通りに面しているせいか、値段はかなり良心的。他店で同等の内容のラーメンを出したら100円はアップすると思える。また、やはり無添加・無化調を謳うだけあって、後味は非常に爽快だった。価格控えめでありながら、本当に安心して食べられるラーメンであり、とても素晴らしい事だと思う。


(麺は完食。スープは8割飲んだ。)










ホームへ


− BB!ラーメン&つけ麺 名店集 −



本サイトのすべての画像や文章の転載ならびに二次利用を固くお断りします。

Copyright (C) 2004
01ch.com
All Rights Reserved.


.