ラーメン&つけ麺食べ歩き
万楽 本店
(愛知県 名古屋市)
店名 |
中華そば 万楽 本店(まんらく) |
住所等 |
愛知県名古屋市西区江向町3-72 【地図表示】 |
禁煙 |
タバコ可否不明 |
訪問日 |
2004年11月上旬 ラーメン(並) 410円 |
〜万楽 本店〜
(各写真はクリックで拡大します)
お店の最寄り駅は
地下鉄鶴舞線の「庄内通駅」です。
駅から10分ちょっと歩くと
お店が見えてきます。
お店は満席でした。
外に待ち客用のベンチがあります。
提灯がデカイっすね。
ラーメン「並」が「410円」とは嬉しい限り。
「大」があり、さらに「W」があり、さらにさらに「特大」まで・・。
「特大」は麺何グラムか気になりますな。
「特大」でも価格610円です。
自家製麺のお店です。
店の奥一帯が製麺室になっています。
多数の麺箱が見えますな。
「オミヤゲ」で買って帰る事もできますぞ。
4食入りで1500円というと
1食当たり375円ですね。
厨房をコの字型にカウンターが囲む配置。
テーブル席も一卓ありました。
皆さん本当に一心不乱に食べています。
食べている「客側」からオーラが出ているお店は超レアですぞ。
作る側もまさに一心不乱。
4人のスタッフがフル回転の忙しさ。
しかも、接客好感度は「五つ星」の素晴らしさ。
2004年11月上旬 ラーメン(並) 410円
いやー、本当に「国民栄誉賞」ものですね。
「美味すぎる」+「安すぎる」
=「超幸福」
まさにラーメン界の「リファレンス・ラーメン」ですな。
「味」もさることながら、その超良心的経営と
「お客様第一」の姿勢に実に深い感動を受けました。
(TーT*)
おそらく「万人が美味しい」と感じるスープの筆頭候補でしょう。
いわゆる「好み」を超越する「美味」ですね。
「豚骨」「鶏ガラ」を半日以上じっくりと煮込んで、
さらに「野菜」の甘味を加えたスープとの事。
卓上の「オロシニンニク」を加えると、
さらにパワーアップ!もう「絶句」「悶絶」の旨さ・・・。
プリプリ感豊かな自家製麺も美味しいですな。
カンスイ少めで、意図的に小麦密度を低くしたような優しい麺です。
スープ同様に、老若男女「誰にでも好かれる」麺でしょう。
もちろんスープともパーフェクト・マッチ。
2004年11月上旬 ラーメン(並) 410円
常に行列が絶えないことで有名な名古屋でもトップクラスの人気店。
メニューには「漢方」という冠詞が付く。この「漢方系」ラーメンと言うのも、「台湾系」などとともに名古屋ラーメンの一つの潮流になっているらしい。
駅を降りて、住宅街とも商店街とも区別しづらい道をてくてく歩いてゆくと、お店が見えてくる。やはり人気店ゆえ、店外に待ち客がいる。こちらのお店の行列はちょっと独特なシステムになっているので注意したい。まず最初に入店して券売機で券を買い、店員さんに券を渡して名前を告げておく。その後、外で待っていると順番が来ると呼ばれるシステムなのだ。それを知らないでただ列に並んでいると永遠にラーメンにありつく事ができない。
私もすぐ入店して券を買ったが、その時に客席でラーメンを食べているお客さん達の顔を見ると、皆、一様に顔が「光り輝いている」のにちょっと驚いてしまった。
まさに「本当に好きな物を食べている時」、「本当に好きな事をしている時」の、あの「幸福のオーラ」に満ちた「幸せそうな顔」なのだ。大人だけでなく、家族連れの子供までもが一心不乱になってラーメンを食べている。腰が浮き、前傾姿勢になり、まさに無我夢中で「食べ尽くす」「味わい尽くす」勢いだ。
外のベンチで待っているお客さん達も、一様に「笑顔」であり、実にソワソワ、ワクワクしながら待っているのがはっきりと伝わって来る。これは相当期待できるラーメンだと確信した。実際、何百、何千というラーメン店を巡り歩いていても、こういった「客側から」オーラの出ているお店は、本当に数える位しか出会わない。最近で言えば「○二郎」(赤羽本店)で感じた位だろうか。
登場したラーメンは、意外に油が少なめであった。一口スープを飲んでみると、素材の良質な旨味が非常に素直によく出ていて、一口目から大変に美味しいと感じるスープだ。非常に「醇」(コク)があるのに、とても「まろやか」で、小気味良い「軽さ」があるスープ、そして、その美味しさがとても「判りやすい」フレンドリーなスープである。
「豚骨」「鶏ガラ」を半日以上じっくりと煮込んで、さらに「野菜」の甘味を加えたスープと、オミヤゲのポスターに説明が書かれている。油があまり浮かないため、飲み口が軽く、口当たりが柔らかく、これだけ旨味にあふれたスープであるのにとてもスムースに次から次へと口に入ってくる。
これだけ「コク」があるのに、同時に「軽さ」を感じるスープは珍しい。ともかくレンゲが止まらない。
壁面に貼られたメニューを見ると、「ラーメン」ではなく、「漢方万楽麺」とネーミングされているが、いわゆる漢方薬のような薬臭い風味は感じられない。ダシに「根菜系」の野菜を使うので、そのように呼称しているという話を聞いたことがある。
お店の後方が広い麺打ちスペースになっていて大量の麺箱が積まれていた。
じっくりと熟成させたというその自家製麺は、無類の「プリプリ感」と「軽さ」を誇る麺であった。口に入れると「プリプリ」としたコシが弾け、小麦密度がやや低そうな軽さのある麺で、ヒョロヒョロとした軽さのあるすすり具合が心地よく、この旨味にあふれたスープとの相性も、まさに「パーフェクト」と感じた。「並」だと量はそれほど多くはない。
チャーシューは巻きバラだった。厚さは薄めだが味付けがしっかりしていて、それなりに楽しめる。ちょっと薫製したような風味があり、クチックチッとした歯応えがある。メンマはゴリゴリ、ボリボリとする細くて歯応えの豊かなもの。海苔の代わりにワカメが入っている。
また、スープは最後まで熱々であり、後半に卓上に置いてあった「オロシニンニク」加えてみた。
このオロシニンニクは何かの油の中に漬けられている。すると、このニンニクパワーが予想を大きく超える抜群の相性で、まろやかだったスープに、一気に「パンチ」が炸裂し、「味のピント」が強烈に収束し、「味の輪郭」が鮮明に照らし出されて来る。スピード感が倍増し、そのダイナミックな高揚感、躍動感に「翻弄」されるかのような、猛烈な「動」のスープになるのだ。
もともとのスープのハイレベルぶりが、さらに包み隠さずグレードアップして、いよいよその魅力の「全容」を現して来たという印象だ。
私の脳髄に熱いモノが走る。あまりにも「美味すぎる」・・・。
おそらく「万人」が美味しいと感じるスープの筆頭候補だろうと思った。いわゆる「好み」「好き嫌い」「個人差」を、大きく「超越」する「美味」と思えてならない。
接客も実に素晴らしい、あくまで想像だが、求人誌などでやって来た感じではなく、「万楽」のラーメンが好きで好きでどうしようもなくて、遂には「勤めてしまった」というような・・・自分の大好きな「万楽」を、今、自分が切り盛りしている喜び・・・・そういった「喜び」に満ちた勤務の姿勢を感じるのだ。以前、自分が客で来た時に受けた「感動」を、今度は自分が精一杯「提供」したい・・・・実にそんな印象である。店員さんのさりげない仕草のすべてから「真心」を感じる。
わずか410円で、これほど素晴らしく美味しいものを食べさせて頂いて、さらに真摯な「真心」の心温まるおもてなし・・・何とも「客冥利」に尽きるお店である。近隣にお住まいの方にとっては、まさに「財産」、「至宝」と言えるお店だろう。
東京で、もし近い味を探すとしたら・・・・「千石自慢ラーメン」(巣鴨)だろうか。千石自慢ラーメンの「最高の出来栄えの時のスープ」から、背脂をすべて取り除き、化学調味料を半分にして、さらにニンニクを五分の一ほどにすると、このスープに近い味になると思う。麺が優しい感じなのも良く似ているし、チャーシューも同じタイプである。非常に低価格なのも良く似ている。ただ、千石自慢ラーメンは2004年の夏に価格改定してしまったが・・・。
(麺は完食。スープは8割飲んだ。)
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