ラーメン&つけ麺食べ歩き
ジゾウ
(東京都 豊島区)
(2004/10閉店)
店名 |
ラーメン ジゾウ(じぞう) |
住所等 |
東京都豊島区巣鴨2-15-1 【地図表示】 |
禁煙 |
タバコ可否不明 |
訪問日 |
2004年9月上旬 ラーメン 650円 |
〜ラーメン ジゾウ〜
(各写真はクリックで拡大します)
到着しました。
JR巣鴨駅から歩いて5分ほど。
以前、「極麺王」があった場所ですな。
お地蔵さんの絵がユニーク。
「ジゾウ」という店名は「巣鴨とげぬき地蔵」
から取ったのかな?
実際、道路をはさんだすぐ向かいが
「巣鴨とげ抜き地蔵尊」です。
裏手に広がる地蔵通り商店街は、
別名「バーちゃんの原宿」とか。
券売機です。
シンプルなメニュー構成ですな。
ラーメンを購入。
インテリアは「極麺王」時代から
大きな変更はないですね。
2004年9月上旬 ラーメン 650円
ルックスはちょっと二郎風。
スープは醤油ダレがしっかり鮮明で、脂もやや多め。
独特な香辛料が使われて、独自路線を主張しています。
麺は中太で、歯応え、味ともに絶妙なもの。
動物系のコクよりも、やや魚系のダシが目立ちます。
油が微妙に黄色がかっているのは、ターメリックかな?
カレースパイスを応用したような、
独特な香辛料系風味を感じますな。
コシ、歯応え、味、ともにかなり美味しい麺。
意外にしつこさのないスープなので麺の味が生きています。
太麺ながら「サッパリ」食べられる感じ。
2004年9月上旬 ラーメン 650円
茹で時間8分の「極太麺」で名を馳せた「極麺王」に代わって、2004年9月に誕生したお店。
「ジゾウ」とは何ともユニークな店名だが、 実際、道路をはさんだお店のすぐ向かいが都内でも有名な「巣鴨とげ抜き地蔵尊」なので、そこからの命名なのだろうか。
店内は、こざっぱりして、シンプルなインテリア。ラーメンが登場する直前に、「ニンニクを入れても良いですか?」と店員さんに尋ねられた。
どこかで聞いたようなセリフと思いつつ、「はい」と答えると、これまた、どこかで見たようなルックスで、ラーメンは登場した。
しかし、香りを嗅ぐと、どうやら「一ひねり」ありそうな風味が漂っている。
さっそく、レンゲでスープを飲んでみると、意外に動物系の風味やコクは控えめで、獣臭さの少ないスープに、煮干などのやや魚系のダシが目立つ印象。そして、ややはっきりと酸味が感じられるスープであり、また見た目以上に「醤油」の風味が鮮烈で、ピシーンという感じに醤油の風味がスープの中に張り詰めている。醤油のしょっぱさと、鮮やかな酸味で、なかなか強いキレのあるスープになっている。
そして、ちょっと驚いたのは、ほとんど経験のない何かの香辛料の風味が付加されていたことである。日本古来の醤油風味とは、他ではあまり組み合わせられる事がないような、何とも摩訶不思議な味の取り合わせに感じられたが、植物系の「花粉」とか「種子」とか「根茎」とか、を連想させる不思議な芳香。
ちょっと意表を突かれて、それが何なのか、結局は判らなかったが、スープの上に浮く油が微妙に黄色みがかっており、ひょっとして、極麺王でも出していたカレーラーメンのスパイスの一つ、「ターメリック」ではないかと想像するに至った。
辛味はないが、特有の爽やかな刺激と芳香を持つスパイスである。なかなか意外性のある味付けで、しっかりと独自路線を主張している印象を受けた。
麺は、丸太ストレートで、コシ、歯応え、味、ともに良い感じで、モグモグと良く噛んで食べると次第に小麦の風味がふんわりと湧き立ってきて、なかなか美味しい。茹で加減も絶妙だった。
スープに浮く油は、軽さがあってコッテリし過ぎず、意外にクドさや重さのないスープなので、麺の味が良く生きている。また、淡い食味のモヤシが入っていることもあり、太麺ながらも、実に「サッパリ」食べられる感じである。
チャーシューは巻きバラ、味付けはかなり薄めで、もう少し味付けがあっても良いと感じた。モヤシやキャベツも、いかにも「茹でただけ」という食味で、スープや背脂の旨味を吸い込んだような感じではなく、あくまで「サッパリ」しており、あまり味を感じさせないタイプ。ニンニクはスープの底へ沈んでしまうと意外に主張せず、終盤になって、顔を出して来る感じ。
醤油ダレはかなり鮮明で、食べ終わってからも長らく舌から醤油風味の余韻が消えなかった。
できれば、この美味しい麺で、ぜひ「つけ麺」などを食べてみたい気がするが、今のところはラーメンだけのようだ。
(麺は完食。スープは3割飲んだ。)
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