ラーメン&つけ麺食べ歩き
一瑤
(埼玉県 上尾市)
店名 |
中華そば 一瑤(いちよう) |
住所等 |
埼玉県上尾市今泉604-2 【地図表示】 |
禁煙 |
タバコ可(灰皿あり) |
訪問日 |
2005年2月中旬 宮古島の塩ラーメン 840円 |
〜一瑤〜
(各写真はクリックで拡大します)
到着しました。
JR上尾駅から徒歩20分ほど。
大きな道路に面した判り易い場所です。
「塩ラーメン」で有名なお店です。
しかしヒサシにはミソラーメンの文字・・・。
( ´∀`)
店内はカウンター席がズラリと続きます。
何種類もの丼が並んでますな。
壁一面にメニュー。
塩ラーメンだけで何種類もありますね。
フランス、アンデス、モンゴル、韓国、宮古島・・・・
「産地」や「製造法」による塩のバラエティです。
小上がり席も完備。
TVが点いていました。
「タンメン」にも何種類かのバラエティ。
2005年2月中旬 宮古島の塩ラーメン 840円
「ミネラル世界一」
ギネス認定の宮古島の塩を使った塩ラーメンです。
豊かなミネラルと繊細なダシがつむぎ出す
淡いトーンのプリズムのような「七色の美声」ですな。
大判チャーシューと固ゆで玉子が載り
ボリューム感たっぷり。
豊かなミネラルのせいか、塩が、「あ、甘、甘い・・・!?」
食塩のような「トガリ」が全くなく、
ジワジワとした「旨味」に満ちた優しい味。
ダシには鶏や昆布や節類を使っているそうな。
ストレートの細麺が組み合わさります。
意外とプルプルとしたハリがあり、ツルツルッとすすって食べるタイプ。
小麦風味は控えめなタイプですね。
2005年2月中旬 宮古島の塩ラーメン 840円
フランス、アンデス、モンゴル、韓国、宮古島・・・・「産地」や「製造法」により「塩」を使い分け、塩ラーメンだけでも何種類ものバラエティがあるお店。
JR上尾駅からは20分ほど歩くものの、道路に面して赤いヒサシが出ているので見つけ易い。店内はカウンター席と小上がり席に分かれている。カウンター上には何種類もの丼が並んでいるのが目立つ。
壁一面に写真入りのメニューが貼り出され、初訪問の身としては何をオーダーすべきかちょっと迷ってしまうが、「ミネラル世界一、ギネス認定」の文字にひかれて「宮古島の塩ラーメン」をオーダーしてみた。
また、店内に貼られた説明によれば、スープの元になる大切な「水」そのものにもアルカリイオン水と鹿児島県産の天然水をブレンドして使用していると書かれている。
登場した塩ラーメンは、スープが良く見えないほど多彩な具が載っていて、なかなかボリュームがある。
さっそくレンゲでスープを取り、一口飲んでみると・・・油が少なく、あっさりとした口当たり、そして濁りのないスープの中に、穏やかな何種類もの「旨味」が巧みにちりばめられている印象のスープである。塩はほんのりと舌に触る程度、しかし、決して物足りない訳ではなく、なかなか絶妙なサジ加減だ。豊富なミネラルの成せる技なのか、甘味さえ感じるようなとても「ふくよか」で「豊か」な旨味のある塩味である。
ダシもその塩加減に合わせるかのように繊細で濁りのない味わいであり、何らの抵抗もなく「スーーッ・・・」と舌に馴染んで来るのが心地よい。
また、塩ラーメンにありがちな「揚げネギ」や「すりゴマ」などの風味の補強が入らないため、デリケートなダシ素材の「純粋な風味」が堪能できるのもなかなか希少だろう。あえて言えば「三つ葉」が香り付けになっているようだが、決して和風という訳でもなく、柑橘系の風味などは感じられなかった。
実に素直で淡白な香り、「塩の素性」と「ダシ素材」の良さを生かす「薄着」のイメージのスープだ。
麺は細麺ストレート、口当たりは「モッチリ」とした滑らかさと柔らかさがあったが、噛み締めてみると意外とプルプルとしたハリがあり、しっかりとした歯触りがある。適度にスープをからめ、ツルツルッとすすって食べるタイプのようだ。
上品な塩スープの邪魔にならないよう配慮してなのか、小麦の風味は控えめだが、玉子の風味を割と感じられたような気がした。
チャーシューは器の表面半分を覆い尽くす大判のもの。厚みもありボリュウムたっぷりで食べ応え十分だ。肉の味を濃厚に閉じ込めた感じでなかなかジューシーであったが、ハラリと繊維がきれいに崩れる部分もある一方、モソモソと歯切れがはっきりしない部分も混在していた。
固ゆで玉子は黄身の外周がちょっと熱の加えすぎで緑色がかっているにもかかわらず、中心部は八分茹ででホクホクした柔らかい感じが残っている。
食べてみると味付けはされておらず、口に入れた瞬間、何かの香りを感じた気がしたが良く判らなかった。また、アルミ箔を噛んだときのような、何か金属的なイオンのような感触が「ピッ」と口先に走った気がしたのだが、あまり経験のない不思議な感覚であった。
食べ終えてみれば、何よりしっかりと「塩」が主役の座に据えられていることが判る。
世間では「塩ラーメン」といいながら醤油を少量混ぜていたり、揚げネギなどの香りの強い薬味を加えていたり、また、白濁豚骨などの風味の押し出しの強いスープで、純粋に「塩」の味が楽しめなくなっている塩ラーメンが多い中、こちらのお店のラーメンは、意図的なのかどうか判らないが、普通なら主役となるダシ素材さえもがまるで「塩」の引き立て役のように一歩下がった位置で存在しているイメージさえ受ける。
加えて、麺も具も、決して「塩の味」を濁らせたり、邪魔したり、という事がない。
これであれば、確かに、フランス、アンデス、モンゴル、韓国、宮古島などの・・・「塩の種類」による微妙な味わいの違いも生きて来ると言うものだ。
ジワジワと穏やかに、しかし、しっかりとした幅を持って舌に乗って来る塩味のスープ・・・・実にいい感じである。
ただ、調子に乗って結構飲んでしまったせいか、お店を出てからはしばらくの間、ちょっと舌に残るものは感じられた。
(麺は完食。スープは8割飲んだ。)
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