ラーメン&つけ麺食べ歩き
灰汁美
(東京都 豊島区)

店名 啜処 灰汁美(すすりどころ あくび)
住所等 東京都豊島区西池袋1-42-8
     ↓ (2007年2月移転)
東京都豊島区池袋2-43-2 【地図表示】
禁煙 タバコ可否不明
訪問日 2004年4月中旬 つけそば+固ゆで玉子 750円 
2004年4月下旬 つけそば+固ゆで玉子 750円



〜啜処 灰汁美 その1〜

(各写真はクリックで拡大します)






池袋西口の繁華街のすぐ近くにお店はありました。
店頭には「啜れます(すすれます)」と書いてあります ( ´∀`)






カウンター席のみの店内。
入口に券売機があります。






値段は良心的ですな。「つけそばメイン」のようです。
ラーメンはあえて「汁そば」と表記。
具なしの「ネギだけそば」という珍しいものもあり。
今回は「つけそば」を(中盛)(冷)でオーダー。






場所柄かアルコール類もなかなか充実。
むう・・・・「コップ酒」という表現がいいですなぁ。










2004年4月中旬 つけそば(冷・中盛)700円 + 固ゆで玉子50円



中盛なのでドドドンと400gですぞ!
すんごい濃厚そうなつけ汁がイカス〜。
たまらん匂いです。
しかも、つけ汁の中は「ドッサリ」の具。
「思いっ切り食べてくれ!」という天の声が聞こえて来そうな・・。




2004年4月中旬 つけそば(冷・中盛)700円 + 固ゆで玉子50円

「七福神」で修行されていたという店主さんのお店で、こだわりのありそうな店名に興味を持ち訪問してみた。
店舗は、なかなか「そそる」外観で、入口には「啜れます」(すすれます)と書いてある。
券売機があり「つけそば」(中盛)700円と固茹玉子50円を購入。カウンターのみ12席ほどの店内は男性店員さん2名で切り盛りしている。

いかにも自家製と思える中太の平打ちストレート麺は普通盛り250gと中盛り400gが同額で選べ、せっかくなので中盛りを注文。
麺を一口何もつけずに食べてみると、やや固めの食感で、何かの風味がある麺・・・。このちょっと草っぽい甘酸っぱい匂いは、以前自宅で「発芽玄米」を炊き上げた時の匂いと良く似ている。もしかして、健康に良いという小麦の胚芽を麺に混ぜている?と思えるような独特な風味だが、微妙な程度の香りなため、濃厚なつけ汁に漬けて食べると全く判らなくなってしまった。

つけ汁は、脂はほとんど浮いておらず、相当濃厚に素材が溶け込んだような「こげ茶色」のもので、いわゆる東池袋大勝軒の系統の味だが、いずれの素材も出しゃばらず、塩分も控えめ、辛味や苦味も抑え、出汁の濃厚さで勝負しようというなかなかの本物と思えた。豚の肉の旨味が満載されたスープは奥ゆかしい酸味と甘味があり、特に甘味は「黒砂糖」を使っているようなとても温かみのある甘味である。
チャーシューは2種入り、成型したような小判状の分厚いモモ肉と、こま切れのバラ肉だが、両者とも肉質、味付けとも相当のハイレベル。厚めのモモ肉チャーシューをバクリとかじると、ブロック感のある歯応えと甘味のある濃厚な肉の味が楽しめ、バラ肉の方も赤身部分は同じくしっかり味付けされ、「肉じゃが」に入っている感じのお肉を連想。
さらにつけ汁の底には挽肉が沈んでいてスープに強いコクを生んでおり、メンマも多め、固茹で玉子は甘めの味付けだった。
最後にスープ割をお願いすると、魚節出汁のスープと親切にもネギを足してくれ、コクのあるスープを最後まで楽しむことができた。

飲み屋街の近くと言う事で、酔客相手のジャンク路線かと思いきや、かなりの「ナチュラル」&「本格派」路線であり、麺もスープもごまかしのない質と量、玉子だけでも5種類もある味付けと茹で方、ていねいな仕込がなされた厚めの良質チャーシューなど、実に良心的な実力店。平打ちの麺が好きな人には特に喜ばれそう。


(麺は完食。スープ割も完飲。)




↓続きあり




 



〜啜処 灰汁美 その2〜

(各写真はクリックで拡大します)






再び訪問。
2003年の開店ですが、ある程度年季を感じる店内。
居抜きで入ったのかな?
今回も前回と同じ「つけそば」を(中盛)でオーダー。
すでにヤミツキになりそうな予感・・・。






前回写さなかった調味料。
酢やラー油、ニンニク、七味など定番を押さえてますな。








2004年4月下旬 つけそば(冷・中盛)700円 + 固ゆで玉子50円



再び、ご対面〜。
麺の400gもさることながら、
このつけ汁の中にも相当な量の肉塊が・・・。
肉、麺、肉、麺、肉、麺、肉、麺・・・。
もう、後戻りはできませんぞ ((((;゜Д゜))))




2004年4月下旬 つけそば(冷・中盛)700円 + 固ゆで玉子50円

またまた前回と同一のオーダー。今回、玉子は味付き半熟100円にしようかと思ったが、固ゆでだと50円なので、安さに負けてしまった・・・(-_-;)。

つけ汁は器一杯までなみなみと入ってくる。今回は前回と比較すると、ちょっと脂が多めで化学調味料もフライング気味だった。しかしそれでも、これだけ濃厚なつけ汁は滅多にお目にかかれるもんじゃない。
しかも中には2種類の肉がどっさりと入っていて、「つけ麺」の具という事で言えば、おそらく都内有数の充実度だろう。
つけそばではあるものの、肉を喰うっていう行為がその半分を占めてるような状態・・・。トンコツのコクと肉のコクがダブルで襲ってくる感じのうまさにメロメロになってしまう。タレや塩で濃さを演出する安っぽさではなく、思いッッッ切り、大量の素材の出汁で「厚み」を出しているのは非常に素晴らしい。つまり、深いです。かなーり深い味わいです。
特にこま切れのバラ肉の方は、甘辛いタレが染み込んで今回はスキヤキ肉風の濃い味わい。チャーシューも甘辛いおいしい味付けで、思わずガツガツ、バクバク食べてしまう。

平打ちの麺は、やはり麺だけを食べると、相変わらず発芽玄米のような微妙な香りがした。量は多目だけどその形状からかスルスルと抵抗なく胃に収まってしまう。一般のつけ麺というと、丸太で柔らかいプリプリ麺が多いが、それだと喉に入ったときにつぶれてしまって感触があまり良くない。それに比べると、こちらのやや固めで角断面の平打ちの麺は、スルリスルリとはるかに喉越しがいい。麺を平打ちにしているのはきっとポリシーなのだろう。
食べ終わると、相変わらずものすごい満足感が襲ってくる。今回は、麺(と肉)だけであまりにも腹いっぱいになってしまったため、スープ割りを頼めないほどだった。


(麺は完食。スープ割はせず。)











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