ラーメン&つけ麺食べ歩き
赤とんぼ
(東京都 港区)
(2008/3閉店)
店名 |
ラーメン 赤とんぼ(あかとんぼ) |
住所等 |
東京都港区赤坂4-11-6 【地図表示】 |
禁煙 |
タバコ可否不明 |
訪問日 |
2004年11月中旬 ラーメン 600円 |
〜赤とんぼ〜
(各写真はクリックで拡大します)
赤坂見附駅を降りて、
有名な「一ツ木通り」をTBS方向へ3分ほど歩きます。
左手にジョナサンが見えたらそのY字路を右へ。
もちろん赤坂駅からも近いです。
さらに3分ほど歩くとお店が見えて来ますぞ。
右手二軒目の白いビルです。
お店はビルの左脇にあります。
格子戸がいい感じ。
赤いトンボが描かれてますね。
入るとすぐに券売機です。
カレーつけ麺とは珍しいですな。
ラーメンを購入しました。
店内は背中合わせの席配置。
左手が厨房です。
マンガも数冊ありますた。
2004年11月中旬 ラーメン 600円
厳選素材による昔ながらの「中華そば」路線かと思いきや、
実際はかなーりの「独自路線」ですな。
「煮干」+「ラード」が主張するスープ・・・。
平坦な歯応えの不思議な細麺・・・。
従来のラーメンのセオリーやバランスにとらわれない
若さにあふれた「個性派」ラーメンという印象。
煮干の心地よい風味をダイレクトに感じるものの、
存在感のある「固め」のラードの膜が不意を突く・・・。
動物系のコクがあまり感じられないのは意図的?
既存の物とは「素材のバランス」が明確に異なる印象ですな。
平打ちの細麺もとても個性的な食感ですね。
すすっても、噛んでも、飲み込んでも・・・
実に「プレーン」で「平坦」なユニークな食味。
2004年11月中旬 ラーメン 600円
2002年7月に赤坂はTBSの近くに新規オープンしたお店。
当初は、煮干を贅沢に使ったラーメンがわずか500円という事で話題になっていたが、私が訪問したときは600円になっていた。お店に到着すると、美しい格子戸に瓦屋根のヒサシというちょっとした料亭風の店構えがなかなか期待感をアップさせる。
店内は客同士が背を向けて並ぶ席配置、なかなか落ち着く雰囲気でちょっと穴場的な心地良さがある。
登場したラーメンは、器が目の前に置かれると、すぐに煮干のダイレクトな香りが鼻腔を占領する。じんわりと濁った感じのスープの色合いが期待感をあおる。
一口スープを飲んでみると・・・スープ表面にラードの膜があり、見た目はあまり厚い膜ではないものの、結構口当たりが「固い」と言うか、「強い」と言うか・・・そのちょっと無機質なラードの膜が、スープを味わおうとする「舌」の不意を突いて目の前に立ちふさがる感じ。
続いてその下に待機している煮干の層に到達する。しかし、この煮干・・・大量の煮干を使っていることは明白なものの、苦味や渋味を出さないようにするためなのか、「早めに引き上げている」という感じである。つまり、たっぷりの煮干風味が感じられるものの、その風味が「若い」「浅い」感じなのだ。個人的には煮干の「ジーン」とする「深み」「苦味」のようなものも好きなのだが。
また、「煮干」の風味をそっくりそのままストレートに堪能して欲しいという趣旨なのか、煮干が単独で自己主張している感じで、意外に他の素材との掛け合わせのような物があまり感じらない。特にスープ全体に「動物系」の存在感が希薄であり、不思議な底の「薄さ」のような物を感じさせられてしまう。何と言うか、オーディオに例えて言えば、高音域が主張していて、スピーカーから「低音」があまり出ていないというような印象である。
しかし、これを意図的に構成された味の「個性」として考えれば、なかなか面白いスープなのかも知れない。既存のラーメンスープの固定観念やセオリーにとらわれず、あえて素材のバランスを「いじった」「異ならせた」印象を受ける。
麺もまたなかなか個性的な食感だ。見た目は平打ちの細麺であるが、ややウェーブがかかっている。すするとヒョロヒョロと口の中に入って来るが、口中では「動き」が止まってしまって「じっと」している感じ。噛んでみるとプリプリとかモチモチと言うような弾力は少なく、麺に厚みがないこともあって、とても「平坦」で「プレーン」な独特の食べ応えだ。意表を突かれたというか、珍しく面白い食味に感じられる。
具の中ではチャーシューが美味しい。とてもふくよかな口当たりで、味付けも適度。噛み締めると繊維に沿ってホロホロ崩れてとろけてゆくソフトな肉質。表面にラードをまとっているせいか、ちょっと独特なランチョンミートっぽい口当たりにも感じる。
味玉はゆで加減は絶妙だが、ちょっと薄味。メンマは柔らかめで味付けはしっかりと濃い目。スープや麺に比べると、具は意外にオーソドックスに感じられた。
「赤坂」という場所柄や、「赤とんぼ」と言う童謡的な店名・・・・と言うことで、いわゆる鶏ガラ主体の昔懐かしい「中華そば」路線の味を想像して訪問したが、予想とは異なり、今まであまり経験したこともないような「ニューウェーブ系」と言うか、セオリーにとらわれない若さにあふれた「個性派」ラーメンと感じられた。
(麺は完食。スープは2割飲んだ。)
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