ラーメン&つけ麺食べ歩き
二代目おやじの店
(栃木県 佐野市)

店名 二代目おやじの店 昌(にだいめおやじのみせ まさ)
住所等 栃木県佐野市下羽田町549-3 【地図表示】
禁煙 タバコ可
訪問日 2004年12月上旬 ニンニクラーメン 600円



〜おやじの店2号店〜

(各写真はクリックで拡大します)




お店は国道50号沿いにあります。
佐野中心地よりちょっと手前、下羽田交差点近く。
黄色の看板が目印です。
東武線田島駅から徒歩20分ほど。






民家の1Fがお店になった感じ。
瓦葺屋根の造りがいいですな。
手前が駐車場です。






立派なお座敷ですね。
カウンターはなく座卓のみの配置。






小窓の向こうが厨房です。
サインが沢山飾られていますな。
窓から差し込む陽の光がいい感じ・・・。






メニューです。
ニンニクラーメンを注文しました。






むう・・・高そうな壷や絵皿が並んでますぞ。
TVが付いています。










2004年12月上旬 ニンニクラーメン 600円



うーん、美味しいですね。
「佐野ニュージェネレーション・ラーメン」
という印象ですな。

佐野ご当地のテイストを残しつつ、
都会的、現代的エッセンスを絶妙に取り入れているイメージ。
カントリー的な「粗さ」「武骨さ」がなく、
しっかりと「ソフィスティケイト」されていますね。

私的にはニンニクなしの
普通のラーメンの方が好みかも・・。









このように透明感のあるスープは佐野では未体験です。
まさに「佐野ニューエイジ・テイスト」という感じかな。
言うなれば佐野ラーメンと東京ラーメンの
ハーフ&ハーフ?

醤油風味がしっかり効いていますが、動物系ダシが穏やかなせいか
ニンニクはちょっと浮いてしまった感じ・・。






不規則なちぢれが付いた中太麺。
すすればツルツルと小気味良く、
噛み締めると素晴らしいモチモチ感がある。






うーん・・・
まるで「絵に描いたような」食欲を誘うビジュアル。
ズルズル、ハフハフ、ゴクリ・・・と
やりたくなりますな。
(゚∀゚)






繊維感はあるものの、割とガッシリした肉質で
何度もモグモグと良く噛み締めて食べる感じ。
味付けはスープが湿潤したイメージ。




2004年12月上旬 ニンニクラーメン 600円

佐野市内で3店舗を構える「おやじの店」の元2号店。
先代が独学で屋台のラーメンから始め、佐野市内で3店舗を構えるまでになったという。こちらの元2号店はその3店の中でも特に美味しいという評判を良く耳にして、以前から気になっていた。お店は市内で何度か移転を繰り返し、2004年から今の場所になったらしい。

入店してみると店内はまさに民家そのもの、二間続けて襖(ふすま)を取り払い、座卓を置いている。縁側にも座布団などを敷いて席を作っている。詳しくは見られなかったが、おそらく野球選手とおぼしきサインが多数飾られていた。床の間には高そうな絵皿や壷が飾られている。大きな窓から差し込む陽の光が、暖かくなかなか良い感じである。厨房は小窓があるだけで壁で仕切られているため、調理の様子は見られない。ちなみに客用トイレは玄関の外になる。
以前に同じ佐野の「万里」で食べたニンニクラーメンが非常に美味しかったので、ニンニクラーメンを注文してみた。

登場したラーメンは、器の口いっぱいまでなみなみとスープが注がれていて、一枚載ったチャーシューの上に、チョコンとオロシニンニクが載っていた。
まずは、ニンニクを混ぜないようにして、スープを飲んでみると、これがなかなか素晴らしいスープであり、ジンワリとするダシとややはっきりした醤油ダレが、とても「洗練された」透明感のあるスープを形成している。
佐野市内の他のお店が、良くも悪くも「ご当地テイスト」であり、気取らない味わいのお店が多い中で、こちらのスープからはまるで「スーツにネクタイ」のような「凛」とした都会派テイストを微妙に感じさせられるのだ。
例えれば、他店が佐野に生まれて、一度も佐野から出たことがない味だとすれば、こちらのラーメンは佐野出身だけれども、10年ほど東京の都心暮らしを経験して、再び佐野へ戻って来たような味と言うか・・・何だかそんなイメージを感じた。いかにも二代目というか、昨今のラーメン事情を意識した若い人が作りそうな感じの味であり、いわば「佐野ニュージェネレーション・ラーメン」と言う印象だろうか。

麺は不規則なちぢれが付いた中太麺で、多めのスープの中で、ゆったりと泳ぐように入っている。
一つかみ箸で持ち上げると、まるで「絵に描いたような」美しい中華麺のビジュアルだ。そしてすすればツルツルと小気味良く口に入り、噛み締めると素晴らしいモチモチ感があり、とても美味しい。特にこの「モチモチ」感は、佐野市内のラーメン店ではあまり経験できない食味である。長さがきれいに揃っているので、とても食べやすく、スープとのからみや相性も良好である。
そして、やはりこの麺も、「粗さ」や「武骨さ」がなく、佐野の手打ち麺のカントリー・テイストとは一線を画す、都会的、現代的エッセンスが絶妙に取り入れられている麺と言うイメージだ。

しかし、麺を食べ始めて、オロシニンニクがスープに混ざり始めると、この強いニンニク風味が、この「洗練された」透明感のあるスープとは、あまり合わないような気がちょっとして来てしまった。もっと動物系が強く出たパンチのあるスープであれば、このニンニク風味をうまく調教できるのだと思うが、こちらのスープの場合は、ちょっとニンニク風味が別方向へ独走してしまう感じであり、混ぜる前のニンニクなしのオリジナル状態のスープの方が、やはり完成形というか、ずっとまとまりが良く美味しいと思えた。
チャーシューは繊維感はあるものの、ホロホロと崩れる感じではなく、割とガッシリとした肉質で、何度もモグモグと良く噛み締めて食べる感じだ。味付けは、たっぷりのスープに長く浸してしまったせいかスープが湿潤した味のイメージだった。

全体として、やはり「昔ながらの佐野ラーメン」と言うよりは、東京在住の私から見ると、あくまで私的感想だが、佐野ラーメンと東京ラーメンの「ハーフ&ハーフ」と言うような印象を持った。
それゆえ、昔ながらの佐野ラーメンには、今ひとつ満足できない、どこかしら物足りなさを感じてしまう、と言う人達には大いに支持されそうな気がする。なにしろ味の完成度や調理のレベルは相当高いと思う。


(麺は完食。スープは4割飲んだ。)




絶品手打 「佐野ラーメン」 にトライ!!

“佐野ラーメン”の美味しさを知るには超お薦め!
青竹手打麺のご当地「佐野」を名実ともに代表する
超人気行列店「万里」のラーメン四食入り通販です。

本物の「青竹」手打ち麺をぜひ一度ご賞味下さい。
お値段も非常に良心的で格安に抑えています。

賞味期限 : 製造より90日
青竹手打麺&スープ 各4人前 : 1050円(税込)

(佐野ラーメン万里 [直送] )









ホームへ


− BB!ラーメン&つけ麺 名店集 −



本サイトのすべての画像や文章の転載ならびに二次利用を固くお断りします。

Copyright (C) 2004
01ch.com
All Rights Reserved.


.