01ch グルメ食べ歩き
山吹
(東京都 新宿区)
店名 |
立喰いそばうどん 山吹(やまぶき) |
住所等 |
東京都新宿区山吹町265-6 【地図表示】 |
禁煙 |
タバコ可否不明 |
訪問日 |
2006年3月中旬 天玉そば 400円 |
〜山吹〜
2006年3月中旬 天玉そば 400円
今回は、都内でも屈指の「美味しい立ち食いそば店」との呼び声が高い、巷で評判の「立喰いそば 山吹」(新宿区・江戸川橋駅or神楽坂駅)さんを訪問してみました。
サラリーマンの強い味方、どんなに忙しくてもふらりと立ち寄れる・・・・多忙な一日の憩いの場所、それが「立ち喰いそば店」でしょう。「駅そば店」「路麺店」等とも呼ばれています。
ただ、「早く」、「安く」・・・・までは大抵のお店はクリアしていると思いますが、残念な事に、「美味しく」・・・・となると、世の「立ち喰いそば店」のほとんどは、立地の良さと低価格にのみ頼っている感じで、「味は二の次、三の次・・・・」と言うお店が多く、なかなか納得の行く「立ち喰い」の味に出会うことは多くありません。
そんな中で、何より抜群の「味の良さ」で人気を集めている「立ち喰いそば店」が、こちらの「山吹」さんです。
世の多くの「そば系」「グルメ系」サイトでも、軒並みトップクラスの評価を集めています。
お店はローソンのお隣り
お店はコンビニのお隣で、白と黒のモノトーンの看板、紺色のノレンなど、実にさりげない佇まいです。
新宿区の山吹町にありますので、お店の名前は町名からの命名でしょうか。
カウンター形式で椅子はなし
客用スペースはカウンター台のみで、椅子はありません。生粋の「立ちぐい」です。
入店して右手に券売機があります。券売機がやや死角にあるので、初訪問だと気付かない人もいそうです。
食券を提出する際に、店員さんへ「蕎麦」か「うどん」かの希望を伝えます。
厨房前にもカウンター
奥のガラスケースに「かき揚天」が積まれていました。
冷水はセルフ形式。食べ終わった器は奥の返却台へ返す定番のシステムです。
券売機制
「そば」「うどん」以外にも、「天丼」「カレーライス」「しょうが焼き丼」などを揃えた、多彩なメニュー構成です。
50円増で大盛りも可能なのは嬉しいですね。
「天玉そば」 400円
さて、いよいよお蕎麦の登場です。立ち喰いそばの二大人気アイテム「かき揚天」と「卵」をチョイスしました。
ちなみに、私の訪問した時間帯は、白ネギは「そば」を受け取った際に、好みの量をセルフで入れるようになっていましたが、時間帯によっては店員さんが調理の一環として所定の量を入れることもあるようです。
「かき揚天ぷら」の具は玉ねぎが中心です。
「かき揚天」はかなり厚みがあり、表面はサクサクした感じですが、中はかなり油を吸い込んでいる感じでジューシーです。
ただ、既に午後3時を過ぎた時間だったせいか、揚げ置きだったため冷たかったのですが、お店の営業形態から考えれば仕方のないところでしょう。
卵はやや小さめで、黄身が流れてしまったのはちょっと残念ですね。
他にワカメが入っていました。このワカメの磯の風味は、私的な好みの面ではちょっと邪魔に感じられましたが、栄養バランスの面では大いに歓迎したいところです。
また、白ネギは、熱いツユに浸さなかったせいかも知れませんが、ややネギ臭さが強く、これが鼻につく感じがありました。
予めちょっと水にさらすなどしておくと良いかもしれません。
本物の蕎麦風味に満ちた麺
さて、麺を一口麺を食べてみました。
次の瞬間・・・・「美味しい〜!!」と心の中で叫ぶ声が聞こえました。
こちらのお蕎麦・・・・すごく美味しいです。まさに、「はっ」とする・・・目の覚めるような美味しさです。
なんと、一口食べた時点で、すぐに「もう一杯」食べたくなってしまいました。
麺は「シュルシュル・・・」とすすれて、本物の「蕎麦」の食味です。
硬いだけで味のしない麺や、ユルユルで安っぽい麺、蕎麦の「そ」の字の風味もしない増量剤感丸出しの麺などとは、次元が異なる「本物感」に満ち満ちた味わいです。
店内の表示や置かれた麺箱によれば、どうやら「岩崎製麺所」の生麺を使っているようです。
微細なザラザラ感がある表面で、ツユがよくからみます。
そして、また、この「ツユ」が抜群に美味しいです。
出汁がきちんときれいな輪郭を整えて「円く」存在していて、「かえし」も強すぎず、両者がきれいに調和したとても上品な風味です。
そこへほんのりとした甘味が添えられていて、口当たりを実に良くしています。
ツユの温度はやや控えめに感じられましたが、卵が入ったことや、立ち喰い店として「短時間での食べやすさ」を配慮しているのでしょう。
立ち喰い店によくあるやたらと塩辛いツユや、出汁とかえしが分離してしまっているツユ、やたらと甘ったるいツユ、多めの化学調味料がクドいツユ・・・・などとは、志が180度異なる方向を向いていると感じます。
「立ち喰い店」に限らず、ほとんどの「街中のそば店」でも、なかなか対抗できないと思われる、とてもレベルの高い美味しい「ツユ」です。
ただ、長時間営業ですし、時間帯や日にちによるブレは多少はあると思います。
きれいな透明感がある出汁なので、ついつい、すべて飲み干してしまいました。
立ち喰いそば店で、ツユを飲み干すことなど・・・・果たして何年ぶりでしょうか・・・・。
ともかく、全体に麺もツユも具も、「サラリ・・・」としているのが印象的です。
美味しい上に、「スルリ・・・」と喉を通り、実に食べやすいのです。
この辺は、単に「美味しさ」だけではなく、忙しい人が利用する「立ち喰い店」に必須のコンセプト「短時間での食べやすさ」をも、見事に具現していると思います。
まさに立ち喰いそば店の「醍醐味」を堪能させてくれるお店だと思います。
(すべて完食)
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