01ch.コラム(第5回) 「ネット証券会社の魅力」
(ご注意)本コラムは、書籍やマスコミやインターネットなどで得た情報をきっかけとして、管理人レイイチの私的な体験や見解や考察を文章にしたものですが、出典や根拠や効果のあやふやな物、学説の分かれている物も含まれていますので、恐縮ですが記述内容についての一切の保証はできません。
本コラム内容に基づいた行動で、万一、トラブルや損害等を被った場合でも、一切関知できませんので予めご了承下さい。
株式投資の新常識!ネット証券とオンライン・トレードの世界
「値上がり注目銘柄」はこう探す!
1.なぜ今、ネット証券がブームなのか?
覚えてますか?2003年12月23日に名古屋のテレビ塔から約100万円分の大量の紙幣を道行く人へばらまいて大プレゼント、大騒動を起こした男性の話。
その男性の年齢は何と26歳と言う若さ、さらに驚いた事に「無職」だったそうです。
では、なぜそんな100万円分の札束を鉄塔からバラまくと言う大盤振る舞いをしたのかと言うと・・・・なんと彼は短期間のオンライン(インターネット)株式投資で驚く事にほぼ「1億円」を稼ぎ出し、クリスマス・シーズンに道行く人へ自分の幸せを分けてあげたくて、ばらまいたそうです。
「1億円」と言う巨額のお金・・・・普通に会社勤めをしているだけでは、50〜60歳の定年になっても、まず拝めない金額です。それを「20代」の「無職」の若者がいとも簡単に・・・。
果たして株式投資とは、どれほどの「魔力」「可能性」を秘めているのでしょうか?
さらに今年に入り、2005年9月30日の新聞報道に非常に興味深いニュースがありました。
東京証券取引所1部の2005年9月中の株式出来高(売買量)が過去最高を大幅に更新し、概算「546億株」(立ち会い外取引を除く)にも膨れ上がったと言う事です。これがどれほど凄い記録かと言うと、バブル景気のピーク、日経平均が38,915円と言う史上最高値を付けた1989年12月でさえも約「180億株」程度の出来高でしたので、バブル最盛期の「3倍以上」と言う信じ難い取引高になっているのです。
しかも売買代金の総額も約44兆1300億円(同)と、これまた月間の史上最高額を大きく更新しています。さらに「一日平均」で見ても約2兆2000億円と、史上初めて2兆円の大台に乗ったそうです。
つまり、驚いた事に、2005年9月の東京証券取引所では、「取引量」と「売買代金」と「一日平均」の三つともに「史上最高」を達成すると言う「トリプル新記録」を達成したのです。
なかなか回復の兆しが見えない日本経済を差し置いて、まさに「株式投資」の世界は史上最高記録が立て続けに続出するという、わが世の春のごとき「絶好調」の様相なのです。
さらに特に私が驚いたのは、この空前絶後の株式大商いの主役達です。
いったい誰がそんなに「株」を買っているのかと思えば、何と「個人投資家」がその中心であり、しかも特に「インターネット」で短期売買を繰り返す「デイ・トレーダー」が出来高を膨らませた・・・・との新聞の報道でした。その新聞報道によれば、今や主婦から若者まで、個人の投資家層は広く拡大し、今ではすっかり株価上昇を支える「主役」になっているそうです。
つまり、今や昔の「株のプロ」「仕手師」「機関投資家」などではなく、主婦から若者まで、パソコンを使いこなす個人層がインターネットでゲーム感覚的に、短期売買を繰り返し日々稼いでいると言う「デイ・トレーダー」が相場の主役なのです。
実は、私も株式投資を趣味として少々やっています。
しかし、インターネットは使わず、つい最近まで昔ながらの新聞での情報収集と電話注文による証券会社とのやり取りでした。
数年前から台頭してきたインターネット証券・・・気にはなっていたものの、しかし、パソコンの安全性やインターネットの回線やサーバーの脆弱性から、セキュリティ面で今ひとつ信用できなかったからです。なにせシステムへ侵入できれば巨額の現金が簡単に動かせる可能性があるので、安全性が確認できるまでは静観していたわけです・・・。
ところが、上記の通り今年2005年の9月に東証がバブル最盛期の3倍を超える出来高を記録し、その主要因としてインターネット証券を使ったオンライン取引が原動力となっていると言う報道を読むに及び、自分の考え、認識があまりに「古すぎる」と言う現実に気づき、少なからずショックを受けました。
さらに、毎日のように新聞を見ていても、ネット証券のシステムがハッキングやクラッキングされたと言う話も聞いたことがない・・・それどころか、ネット取引が非常にユーザーに好評で予想以上に利用者が凄い勢いで増えていて、ネット証券各社はシステムや回線増強に日夜追われていると言う報道がされています。
ここに至り、もうセキュリティの心配も無用と判断し、私もネット証券を使ってみようと、いろいろと調べてみることにしました。
2.ネット証券会社の超メリットを実感
自分にピッタリの会社を選んで使おうと色々調べていて、一番驚いたのは株式売買手数料の極端なまでの「安さ」です。
例えば私が今までお世話になっていた店舗型証券会社の場合、もしも100万円の株を買った場合の手数料は約「12,500円」でした。当然ですが株は「買って」「売る」という往復の取引になりますので、仮に値動きはなしとして100万円のままで売却したとすると、再び約「12,500円」がかかり、往復では約「25,000円」の手数料が発生します。今までの店舗型ではどこの証券会社を使っても、おおむねこの位の手数料が当然でした。
ところが、今回ネット証券をいくつか調べた限りでは、一回の注文約定で何とわずか「472円」と言う会社があり、この会社で売買すると往復でもたったの「944円」で済みます。なんと今までよりも「24,000円」以上も安いのです。
驚愕しました。しかも従来の店舗型証券会社では、「売買代金に何%を掛ける」と言う計算で手数料が決まる方式をとっている会社が多く、取引額が上がるほど手数料も比例するように巨額になります。例えればもしもですが、1000万円もの高額取引をしたとすると、往復で約「165,700円」もの手数料に膨れ上がります。しかし、くだんのネット証券では相変わらず「944円」のままなのですから・・・。これはもう驚きの一言です。
結局、手数料だけではなく、画面デザインや操作性、情報量なども総合的に勘案して、ソフトバンク系列の証券会社「イー・トレード証券」のお世話になることにしました。
現在、ネット口座数で業界N0.1を獲得している証券会社で、ともかく画面の操作性の良さと情報量の豊かさ、そして万一のシステムダウンに備えてミラーサイトを常時併設しているセキュリティの高さが決めてでした。手数料も「472円」からと業界最安値クラスで安心度、満足度ともに非常に高いです。
また今、もう一つ注目しているのが「マネックス証券」です。ご存知のようにここ数年、中国は世界でも類を見ない高い経済成長率を維持しており、近未来には世界有数の経済大国になると予想されています。しかも2008年には北京で「オリンピック」が、そして2010年には上海で「万国博覧会」が開催され「話題性」にも事欠きません。これからの株式相場の「テーマ」はズバリ中国株だと言う人もいます。同社はまさにこの「中国株取引」に強く力を入れている証券会社なのです。
また、「マネックス・ナイター」と言う夜間取引のできる大変便利な機能があり、昼間は会社勤めと言う方には大変強い味方になってくれる機能ですので、特にお薦めだと思います。
また、セキュリティという意味で考えると、以前はインターネット取引で本当に大丈夫なのかという疑問を持っていたのですが、実際に使ってみるとインターネット取引の方が、むしろ「安全」で「快適」であると感じられるようになりました。
実際、今までの店舗型証券会社での株の取引も、時々、セキュリティについて疑問を感じることがありました。なんと言っても「人間」が介在するため、注文に対する勘違いや聞き間違え、忘れたり、遅かったり、取り違えたり・・・と言ったミスは、例えどれほど気をつけてもゼロにはならないでしょう。
快適性と言う意味でも、市場が開いている時間帯は証券会社は戦場のような忙しさで、電話取次ぎを後回しにされたり、専属担当者が休暇を取っていて注文内容について話が通じるまで時間がかかることもあります。
ネット証券は当然ですが、人間の手が介在せず、一部の処理を除けばすべては機械プログラムによる即時処理です。
より確実で、より迅速な、ストレスフリーの注文処理が期待できるのは言を待たないでしょう。特に「注文が通るスピード」に関して言えば、店頭や電話での注文を「歩き」の速度としたら、ネットトレードはまさに「新幹線」くらいの如実な差を感じます。
肝心な安全性ですが、ネット証券は通信回線を当然ですがSSL暗号化しています。回線を通る個人情報、口座情報、IDやパスワードなどを途中で他人に見られないようにするためですが、これが今や天文学的な時間と労力を使わないと解読できない暗号強度らしいです。確かに今までSSLが破られて何千人とか、何万人の情報が流出した話は少なくともほぼ毎日ネットしている私でも聞いたことがありません。サーバーの安全性も最高度でしょう。後は、パスワードの管理を自分がいかにしっかりとやるか・・・これだけでしょう。
3.ネット証券が生んだ新投資法「デイ・トレード」!
また、電話代や交通費などだと単に同じサービス内容なら「安い方が良い」と言う単純なお得感にしか過ぎませんが、株式投資の場合は単に「安い方が良い」だけではなく、実はこの「超格安手数料」は、今までに難しかった「新投資法」とも言えるさまざまな可能性を生み出すのです。株は大抵の場合、よほどの外来的要因が発生しない限り、日々微細な値動きを繰り返すものです。
そのため、往復の手数料で2%前後かかってしまうと、少なくとも3%以上の値上がりがないと売り抜けても利益になりません。ところが、この手数料がわずかに数百円の世界になると話は全く別になります。
ほんのちょっと上がっただけで即「売り抜け」が出来るのです。朝買った株を、その日の午後に売り抜けて、利益を確定する・・・こういったトレードが可能になるのです。
このように「一日で終える」取引をデイ・トレードと言います。
デイ・トレードの最大のメリットは、ズバリ、ネット証券によってもたらされました。「数百円程度の格安手数料」に加え、数千円で「一日無制限に何回でも取引可能」と言う一日料金タイプを導入している証券会社もあります。さらにインターネットの「情報伝達の即時性」を最大限に生かして「気配値」の表示と「即時注文」が自宅に居ながらにして可能になったことが、このデイ・トレードを生んだと言えるでしょう。
売りと買い双方の「気配値」とそこに控える「株数」がガラス張りになってパソコンで見られることで、次にどのような値動きになるか・・・は、かなりの高確率で予測できるようになります。なにしろ「需要」と「供給」で「価格は決定される」のが市場原理なのですから、「需要」(買い手)と「供給」(売り手)の双方の気配がガラス張りになり、刻刻と変わるそれらの値動きを見続けていれば、数分後に決定される「価格」の予測はさほど難しくはありません。
もちろん5分後、10分後といった僅かな幅の値動きまでしか予測はできませんが、逆に言えば、例えわずかな幅の値動きとは言え高確率で予測できれば、超格安手数料のおかげで「売り抜け」ができ、利益を手に出来る可能性が高くなると言うことです。
実は、この投資手法は、従来は大型の設備や通信環境の完備した投資信託会社などの財テクルームで行われていた投資法なのです。一部の特権階級の立場の人でしか実現し得なかった「デイ・トレード」を広く一般の個人にも可能にしたネット証券の誕生は、まさしく「投資革命」とも言える、株式投資環境の大転換だと言えるでしょう。
従来の店舗型証券会社では、このように客が気配値を常に独占してモニターできるような設備はありませんでした。したがって、前日までの新聞の株価欄や店頭の電光掲示板などで、「成約後の」値段と言う事後情報を見ていることしかできなかったのです。
またよく、中期投資、長期投資と言う言葉を聞きますが、人間の注意力や集中力というものはそんなに長期間は持続しないものです。
普段は仕事や家庭のことで忙殺されているわけですから、株もしばらく目立った値動きをしなければ、ついつい株価チェックもおろそかになり、そうして「放置」「塩漬け」になり、長期膠着してしまう・・・・気づくと業績や環境が変化して、私の経験では値下がりしているパターンに陥り易くなります。
また、従来の店舗型証券会社は、何かの取引をするたびに、何でもかんでも紙面にして封書で送りつけて来ます。
その他、毎月の取引明細や目論見書、各種の月報や旬報など・・・です。こういう何でもジャンジャン送りつけて来るというのも、いかにも時代錯誤というか・・・・毎月毎月、封筒やハガキで様々なものを送りつけられたのでは、ペーパーレスを旨とするパソコン利用者としては、この「紙」の多さ、保管場所の確保など、さすがにうんざりしてしまいます。
封筒を開けてみれば、慇懃な挨拶状とともに分厚いレポートが入っているのを見ると、このアナクロ感覚には、読まされる身として正直辟易することがあります。サーバーで資産管理や取引記録をしているネット証券は紙一枚送りつけて来ません。今では私の家はポストも机の回りも非常にすっきりです。
4.ズバリ!レイイチの注目銘柄紹介!
最後にレイイチが注目している銘柄を紹介したいと思います。
例えば米国産牛肉の輸入禁止で大打撃を被った「吉野家ディー・アンド・シー」(証券コード:東証1部9861)ですが、2005年10月に入ってすぐに、若齢牛に限って米国牛肉の輸入再開を容認するという内閣府の答申原案を伝えるニュースが報道されるや否や、それまでの17万円近辺の株価から、一気に20万5000円まで数日のうちに約20%も値上がりをしました。
いかに株が社会の出来事に敏感に反応し、暴騰するかの顕著な例だと思います。
私も実は2004年11月の「新紙幣」発行のニュースを元に多少もうけさせて頂いた経験があります。
新紙幣に切り替わると言うことは、世の中に無数に存在している「紙幣読み取り装置」、つまりジュースの自動販売機、タバコの自動販売機、駅の切符販売機、ラーメン店の券売機、各種の両替機、銀行のATMなどなどの紙幣読み取り部分の装置がすべてリニューアルされると言うことです。日本全国規模で考えれば凄まじい需要総額になるであろうことを予測し、紙幣読み取り機でシェア5割強とトップ、タバコ自販機やコインロッカーでも首位を独走している「グローリー工業」(証券コード:東証1部6457)の株を買ったところ、これが大当たり。新紙幣の発行が始まった2004年11月に1600円近辺だった株価は、みるみる上昇し4ヵ月後には2000円を超えたのです。なんと4ヶ月で25%もの値上がりと言う大成果でした。
さて、そんな中で2005年10月26日現在、レイイチが熱く注目しているのが「パーク24」(証券コード:東証1部4666)です。
ご存知、黄色い看板でお馴染みの24時間コイン駐車場「タイムズ」を運営している会社です。
世間ではまだあまり噂になっていませんが、2004年6月の道路交通法の改正により、来年2006年6月には新道路交通法が施行されます。この新法施行で違法駐車取り締まりが信じがたいほどに大幅強化実施されるのをご存知でしょうか?
まず違法駐車車両の「違反確認」と「違反標章の取付け」が新たに民間に委託されることになります。民間委託自体は大きな問題ではないのですが、警察官が駐車車両のタイヤにチョークの印を付け、一定時間経過後にその車両が移動していない場合、取締りをすると言う従来の「猶予」のあるやり方から、今後は非常に厳しくなり、民間スタッフがデジカメで違法車両を撮影する事で、「見つけ次第即時」に取り締まりをする方向へ転換する事になるようなのです。
つまり、「ほんのちょっと」でも駐車禁止場所に停めれば、即時検挙される確率が格段に跳ね上がるのです。
このデジカメで撮影するだけの即時の取り締まりに加え、さらに極めつけは「使用者責任」の創設です。今までは責任を取るのはあくまで運転者でしたので、「誰が運転してそこへ停めたか」が判明しない場合は、起訴が難しいケースがあったようですが、これからは違反者だけでなく、放置車両の使用者責任が問われるようになり、運転者が不明の場合などは「車検証上の使用者」に「違反金」の支払い義務が課せられると言うものです。要は今後は違反者がとぼける余地を完全になくそうと言うものです。
つまり、来年の6月になれば、大幅に厳しくなった駐車禁止取締りで、多くの人はおそらく面食らうことになるでしょう。
営業や通勤などで車を常用する人、繁華街へ買い物に乗り入れる人などにとっては、まさしく「戦々恐々」の法改正であり、当然、取締りを受けた人が周囲に沢山現れ、職場や学校で話題や愚痴に上るはずです。そうなれば今まではちょっとの時間だからと路上に停めていた人でも、これからはコインパーキングを利用するケースが大幅に増えると思います。
つまりは来年6月以降は、全国のコインパーキングの需要が急激に高まり、コインパーキング業者の業績が大幅アップする可能性が極めて大きくなるとともに、株式市場の話題も独占する可能性が高いと言うことです。
そこで私なりにコインパーキング関連の会社をいろいろ調べてみました。
いくつかの会社が上場や株式公開しているようですが、財務内容や事業規模、業績の伸びなどで選ぶと「パーク24」がエース格だと判断しました。
実際、チャートも下値切り上げ型の非常に良い形で推移していると思います。
銘柄:「パーク24」
証券コード:東証1部「4666」
理由:2006年6月の改正道路交通法施行により、駐車禁止の即時取締りが実施され、コインパーキングの稼働率大幅アップが期待される。
本コラム掲載時の株価:2625円(2005年10月25日終値) → 現在の株価
目標株価:5500円前後(2006年6〜7月頃を予想)
(もちろん本文はレイイチの個人的な見解ですので、パーク24の実際の値動きについては一切の保証はできません)
(2005.10.26 up)
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